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相談簿など悪用、4人に関係迫った警官を免職
交番の相談簿や補導した際の書類に記載された個人情報を悪用し、少女ら4人の携帯電話に繰り返し電話して肉体関係を迫ったとして、広島県警は12日、広島東署地域課の巡査長・鞍本渡被告(40)(強要未遂罪で公判中)を懲戒免職処分にした。
鞍本被告は同様の方法で15人に電話したと説明。暴力団組員をかたるなどして脅していたという。
県警監察官室の発表では、鞍本被告は昨年6月21日、勤務する交番の相談簿に書かれた少女(当時18歳)の氏名や携帯電話番号などを私有の携帯電話で撮影。同7月初旬、少女に約20回電話し、性的関係を迫った。
同月~今年4月には、自ら補導した少女2人(いずれも当時16歳)と、携帯サイトで知り合った20歳代の女性会社員に複数回電話し、「わしはやくざや。肉体関係を結ぶか、友人を紹介しろ」などと脅迫。少女2人の携帯電話番号は、補導した際に記入させた書類で知ったという。
[読売新聞 最終更新:6月13日(土)10時15分]